女性って何考えてるかわからないんだ。すぐ怒ったり、急に機嫌がよくなったり。優しいから、僕のこと好きなのかと思ったら振られちゃうし
男性だって、全然自分のこと話してくれないし、連絡だってマメじゃないし。私のこと本当に好きなの?っていつも不安になっちゃう
異性と関わっていて「相手がわからない」なんて悩んだことはないでしょうか?
友だちや同僚でも悩ましいのに、恋愛対象となるとより頭を抱えてしまいますよね。
- 異性と関わるのが怖い
- 恋愛なんかしたくない
- もう一生独り身なんだ
そんな絶望感を抱えてこれからも生きていくなんて悲しすぎます。
なので今回は、男女の思考・行動の違いを解説していきます。
人は自分が『理解できない』ことに対して不安や苛立ちを感じるものです。
異性に対して不安やイライラするのは、自分が相手のことを『知らない』からかもしれません。
まずは男女の違いを知ってみてください。
ですが、何よりも大事なことは
相手を100%理解するのは不可能
ということを理解することです。
どれだけ男女差を理解しても、一人ひとり個性があるように全く同じ人間などいません。
男女の型に当てはめすぎて、相手のことを見失わないように気を付けてください。
とはいえ、男性の傾向・女性の傾向を知ることで、相手を理解する手掛かりになると思います。
「もしかしたらこういうことを考えて、こういう行動をしたのかも…」と思えるだけで、相手への不安やいらだちも薄れるのではないでしょうか?
そういった心の余裕を持つだけで、相手からのあなたの印象も良くなり、恋愛や人間関係なども良好にすすむでしょう。
今回の記事を読み、異性への不安や恐怖を減らし、ステキな出会いに繋がる手助けになればと思います。
目次
1.男性と女性の思考・行動の違い
『男性脳・女性脳』や『女性の方が感情的で、男性の方が理性的』など、男女差を表す言葉は、ジェンダーレスが叫ばれる昨今でも聞いたことはあるのではないでしょうか。
心理学研究や脳科学研究などで、性差について研究を重ねられている中、「男女でココが違う」という明確な根拠は未だに示されていないようです。
男脳 vs 女脳? ─ 感情処理における行動と脳の性差
現状において心理学研究は、感情の喚起および認識における女性の優位性を支持するものの、その性差は顕著なものではないことを示しているようだ。また、脳科学研究は、脳の構造および機能における一貫した性差を示していないと言えよう。一般に広まっている「女性は感情的」、「男と女は脳が違う」といった男女を二分するような言明は、誇張されたある種の「神話」であると捉えられそうだ。
引用元:男脳vs女脳?感情処理における行動と脳の性差 - 国立国会図書館デジタルコレクション
しかし、男性的傾向・女性的傾向というものは、思考や行動において日常的に感じられることも多いのではないでしょうか?
今回はそういった男女の傾向について解説していきます。
2.愛の表現方法
男性と女性による愛情表現に違いはあるのでしょうか?
男性は物理的な接触や行動で愛情を表現する傾向
男性は物理的な接触や行動で愛情を表現する傾向があります。
物理的な接触
ハグやキス、手を繋ぐなどの身体的な接触によって愛情を表現することがあります。
男性は身体的な触れ合いを通じて、相手に安心感や愛情を伝えることがあります。
行動でのサポート
男性は行動を通じて愛情を示すことがあります。
例えば、相手のために料理を作ったり、一緒に家事を手伝ったり、プレゼントを贈ったりすることで、相手に対する思いやりや愛情を表現します。
保護欲求の表現
男性は女性を守ることや支えることで愛情を表現することがあります。
相手が困っている時に助けを求められるような存在でありたいと思うことがあります。
これらは一般的な男性の愛情表現の方法ですが、個人によって異なる場合もあります。
女性は言葉や感情的なサポートで愛情を表現する傾向
一方、女性は言葉や感情的なサポートで愛情を表現する傾向があります。
言葉での愛情表現
女性は直接的に愛情を言葉で表現することがあります。
相手に対して「愛している」「大切に思っている」といった言葉を伝えることで、自分の気持ちを伝えます。
感情の共有
女性は感情や経験を共有することで愛情を表現することがあります。
相手に対して自分の感じたことや経験したことを話し、相手との共感やつながりを深めます。
サポートや気遣い
女性は相手をサポートしたり、気遣ったりすることで愛情を表現することがあります。
相手のために料理を作ったり、相手の悩みや困りごとに寄り添ったりすることで、愛情を示します。
これらは一般的な女性の愛情表現の方法ですが、個人によって異なる場合もあります。
相手とのコミュニケーションを通じて、相手がどのような愛情表現を望んでいるのかを理解し、適切な方法で愛情を示すことが重要です。
また、男性と女性の愛情表現のスタイルの違いを理解し、お互いの個性や好みを尊重することも大切です。
3.コミュニケーションのスタイル
コミュニケーションのとり方の違いはどうでしょう?
男性は直接的なコミュニケーションを好む
男性のコミュニケーションスタイルは、要点を端的に伝えることや問題解決に焦点を当てる傾向があります。
具体的な目標や成果に向かって話を進めることが多く、直接的かつ端的に伝えることがあります。
要点を押さえ、情報を効率的に伝えることを重視します。
また、冗長さを避け、結果や解決策に焦点を当てることがあります。
男性は、問題解決に対して具体的で直接的なアプローチを好む傾向があります。
彼らは解決策を提示し、手続きや行動計画に基づいて問題を解決することに焦点を当てます。
女性は感情や細かいニュアンスを重視する傾向
一方、女性は感情や細かいニュアンスを重視する傾向があり、より間接的なコミュニケーションを行うことが多いです。
彼女らは共感や理解を示し、意見や感情を細かく表現することが多いです。
情報を共有するだけでなく、感情的なつながりを重視します。
また女性は、より詳細で感情的な言葉を使う傾向があります。
彼女らは感情や意図を言葉で表現し、対話を通じて関係性を築くことに重きを置きます。
細部やニュアンスにも注目し、コミュニケーションをより包括的なものにすることがあります。
他にも、問題解決に対してより関係性や感情の要素を重視する傾向があります。
彼女らは話し合いや共感を通じて問題に取り組み、協力的な解決策を模索することがあります。
これらはあくまで、一般的な男女のコミュニケーションスタイルの違いですが、個人によって異なる場合もあります。
4.自己開示の度合い
男女によって自己開示の度合いは変わるのでしょうか?
男性は、自己開示を抑える傾向がある
男性は一般的に自己開示を抑える傾向があり、感情や個人的な経験をあまり話さないことがあります。
また自己開示をする際は、具体的な事実や成果を強調する傾向があります。
そして男性は自己開示を言葉だけでなく、物理的なアプローチを通じて感情や意図を伝えることもあります。
男性にとっての自己開示を行う目的は、自分の考えや価値観を相手に伝えることで、自己主張を行ったり、自己を確立したりすることができます。
女性は、自己開示を通じて関係を深めようとする
女性は感情や個人的な経験についてより多く話す傾向があり、自己開示を通じて関係を深めることが多いです。
女性は感情や経験をより詳細に共有し、自分自身をより包括的に表現することが多いです。
また、直接的に感情や意見を述べる傾向があり、自己開示を口頭で行うことが多いです。
そして、女性のとっての自己開示の目的は、関係性を築くことや共感を得ることを重視し、自己開示を通じてつながりを深めることがあります。
これらは一般的な傾向であり、個人や文化によっても異なる場合があります。
男女間のコミュニケーションにおいては、互いの違いを理解し尊重することが重要です。
相手のコミュニケーションスタイルや自己開示の傾向を理解し、適切なコミュニケーションを築く努力をすることが大切です。
5.関心や価値観の違い
関心や価値観も男女によって違うのでしょうか?
男性は、競争や成果や物事の解決に関心を持つ傾向
男性は一般的に、競争や成果、物事の解決に関心を持つ傾向があります。
彼らは目標達成や成功に焦点を当てることが多く、パフォーマンスや能力の向上に関心を示すことがあります。
また、男性は自立性や独立性を重視する傾向があります。
彼らは自己の能力や自己実現に向かって努力し、競争や成功を追求することがあります。
女性は、人間関係や感情の共有に関心を持つ傾向
女性は一般的に、人間関係や感情の共有に関心を持つ傾向があります。
彼女らは人とのつながりやコミュニケーションに重きを置き、共感や支援を求めることがあります。
女性はつながりや関係性に関心を持ち、協力や共感を重視する傾向があります。
また、女性は関係性や共同性を重視する傾向があります。
彼女らは協力や共同作業に価値を見出し、家族やコミュニティへの関心や貢献を大切にすることがあります。
これらは一般的な男女の関心や価値観の違いですが、個人や文化によっても異なる場合があります。
また、これらの違いはあくまで傾向であり、全ての男性や女性が必ずしもこれに当てはまるわけではありません。
相手の関心や価値観を理解し、尊重することがコミュニケーションや関係を円滑に進める上で大切なことでしょう。
6.男性でも女性でも、大事なことは
大事なのは『男性だから』『女性だから』と型にはめずに、その人自身と向き合うことです
ここまで、男性の傾向、女性の傾向を解説してきました。
読んでて思い当たるな、と思った部分もあるのではないでしょうか?
しかし注意していただきたいのは、性別の枠に相手を当てはめ過ぎて相手を見失うことです。
「男性ってこうしてほしいんでしょ」
「女性はこう言っておけば喜ぶんだろ」
そんなふうに相手の性別の色眼鏡だけで見ないでください。
女性だって理論的で、話すのが苦手な人もいます。
男性だって、共感してほしいと思っている人もいます。
性別だけで相手を理解できるものではない
そこだけは十分に理解してください。
ただ、この記事で「男性って怖い」「女性って何考えてるかわからない」そんな風に異性に対して関わることに消極的になっている、不安や恐怖を少しでも減らせればと思います。
私自身、中学以降から男友達がおらず、また兄が思春期に家庭内で暴れている姿を見て、男性に対して「怖い」と思っていました。
学生時代も恋愛に興味はありつつも、お付き合いしたことがなく、彼氏と仲良さげな友人を羨ましく見ているだけでした。
友人の紹介や出会いの場に行っても、男性の目を見て話すのが怖くて。
大きな声で話す人や、動作が大きい人には、いつもビクビクしていたのを思い出します。
20歳を過ぎて初めてお付き合いした人にも自分の意見が言えず、相手もあまり喋らない方だったので気持ちがすれ違い、数か月でお別れしました。
「自分は、恋愛には向いていないんだ」
なんて諦めていた時もあります。
でもやっぱり一生に一人でいいから、思い合って一緒にいるだけで幸せになれる人がいてほしいと思い、異性の思考について学びました。
女性である自分の視点だけでは見えなかった、男性の思考や行動の傾向がわかったことで、恐怖や不安が少なくなっていったのを覚えています。
異性は自分とは相容れない、恐怖の対象としてみないでください。
今まで関わってきた異性に、傷つけられたり、恐怖や不安を植え付けられたとしても、世の中の異性がすべて同じだと思わないでください。
きっとあなた自身が「男だから」「女だから」と言われたら、ムカついたり、悲しくなったりするように、相手も同じように感じるのです。
性別の特性や傾向を理解しつつも、相手自身に向き合う気持ちは忘れないでください。
そうすることで、きっとあなた自身が「この人といるだけで幸せだな」と感じられる異性に出会えるでしょう。
あなたが素敵な異性と出会い、幸せになれるよう心から祈っています。