仕事のことを考えるだけで憂うつで、せっかくの休みの日も何も手につかないよ
SNSで私の悪口言われてたのを見つけちゃった。皆から嫌われてると思うと、もう誰かと関わるのが怖い
日々多くのストレスにさらされる現代社会。心に大きな負担がかかるストレスを抱えていませんか?
そのストレスに負けずに立ち向かうためには、自分自身を守る方法を知ることが必要です。
この記事では、ストレスに強くなる方法をご紹介します。
ストレスをため込みやすい人や、メンタルコントロールが苦手な人が、ストレスを受けても上手にメンタルコントロールができるようになる方法を説明します。
人間心理学を理解して、人との付き合い方が辛くないようにする方法、落ち込んだり、悩んだり、人間不信に陥る前に、自分の心を守る方法を学ぶことについても解説します。
ぜひ、この記事を読んで、ストレスに強くなる方法を学んでみましょう!
目次
ストレスがメンタルヘルスに与える影響
ストレスは、私たちの心の健康に大きな影響を及ぼします。
日本を含む世界中の数多くの研究により、生活の中でストレスとうまく付き合う方法を見つけなければ、深刻な精神的問題を引き起こす可能性があることが分かっています。
いくら身体が丈夫でも、ストレスで精神が参ってしまっては、日常生活もままならなくなります。
あなたはこんな症状はありませんか?
ストレス症状
- 頭痛やめまい
- 疲労感や倦怠感
- 睡眠の障害(不眠または過眠)
- 食欲の変化(食欲不振または過食)
- 無気力感や興味の減退
- 不安や緊張感
- イライラや怒りの感情
- 集中力や記憶力の低下
ストレスを感じると、私たちの体はコルチゾールやアドレナリンなどのホルモンを分泌し、心拍数や血圧、呼吸を増加させます。
短期的には、これらのホルモンの働きにより、危険な状況に素早く対応することができます。
ですが、常にストレスにさらされていると、私たちの体は対応しきれなくなります。
その結果、不安やうつなど、深刻な精神的問題を引き起こす可能性があります。
ストレスがメンタルヘルスに影響を与えないようにするには、ストレスのレベルを下げる方法を見つけることが重要です。
しかし、すべてのストレスが悪いわけではないことも忘れてはいけません。
実は、ストレスの中には有益なものもあるのです。
ストレスなんて無い方がいいに決まってる、と思わないでください
ストレスは、モチベーションの向上、成長と学びの機会:の獲得、適応力の向上、チャレンジと達成感、ストレス耐性の向上などのメリットもあります。
健康被害の出現しない、適切なストレス管理を心掛けることが大切です。
ストレスに対抗する5つのステップ
ストレスは、仕事から人間関係まで、私たちの日常生活に大きな障害となることがあります。
特に若い人たちは、新しい環境に適応したり、より大きな責任を負ったりするため、困難な状況に陥ることがあります。
しかし、ストレスと上手に付き合い、前向きに人生を歩むための方法はたくさんあります。
ストレスに関連するリスクを認識し、効果的に管理する方法を学ぶことが重要なのです。
ストレスの原因をみつけよう
ストレスを管理するための最初のステップは、自分のストレスの原因を特定することです。
まずは日記など、日々の生活を振り返れるツールを作成してみましょう
日々の出来事や感情、ストレスを感じた原因を記録することで、パターンや共通点を見つけることができます。
日記を振り返ることで、特定の状況や人間関係、活動などがストレスの原因となっていることがわかるかもしれません。
このように出来事やその時の感情、症状などを記録することで、パターンを特定しストレスの原因を突き止めることができます。
他にも、 家族や友人、信頼できる人と話し合い、自分の感じているストレスの原因について相談してみてください。
外部の視点やアドバイスを得ることで、自分では気づかなかった要因やパターンが見えてくるかもしれません。
ポジティブ思考になる
考え方を前向き(ポジティブ)にしていきましょう
日本では、大きなストレスを受けても上手にメンタルをコントロールする方法について、多くの研究が行われています。
これらの研究は、状況に対してポジティブな態度をとることが、ストレスの軽減につながることを示唆しています。
日本精神衛生研究所が行った調査では、ストレスを感じたときにどのような反応をするか、被験者に選んでもらいました。その結果、ポジティブな思考で反応した人は、ネガティブな思考で反応した人よりも、ストレスをうまくコントロールできる可能性が高いことがわかりました。
ポジティブな考え方を持つと、状況をより客観的に見ることができるため、ストレスを軽減することができます。
例えば、難しい仕事に対して楽観的であれば「できるか不安だ」と、難しいことを心配するのではなく「どうやったらできるのか」と目標を達成することに集中することができます。
さらに、解決策を見つけ、前に進むことができるようになります。
でも、いきなりポジティブ思考になんてなれないよ
考え方は習慣です。他の習慣と同じように、小さなことから実践し継続していく必要があります。
一貫した練習を重ねることで、徐々にポジティブな思考ができるよう訓練することができます。
ポジティブ思考になるためのポイントは
ポジティブ思考になるためのポイント
- 自己肯定感を高める
- 感謝の気持ちを持つ
- ポジティブな言葉を使う
- 自己啓発や学習に取り組む
- マインドフルネスや瞑想の練習
- 社交的な関係を築く
などがあります。
そしてどんな状況でも、ポジティブな面を探すことから始めましょう。
困難な状況やストレスの多い状況でも、ポジティブな要素に注目できることはよくあります。
例えば、困難な課題に直面したとき、それは自分を成長させるための挑戦であると考えます。
ポジティブな要素に目を向けることで、モチベーションを維持し、気持ちを高めていくことができるのです。
そして「自己憐憫」を実践することも大切です。
自分のミスや欠点にとらわれず、自分に優しくすることです。
私たちは皆、間違いを犯すので、自分に優しくすることが大切です。
自分の不完全さを認め、前に進む勇気を持つことで、前向きになれるのです。
前向きになることは、精神的な健康に良いだけでなく、社会生活にも良いということを覚えておくことが大切です。
周囲の人々と強い関係を築き、強いつながりを維持することにつながります。
そして私たちの成功と幸福のための重要な要素です。
プラス思考になるには練習が必要ですが、少しの努力で誰でもプラス思考になることができます。
どんな状況でもポジティブな面を探し、自分を慈しみ、社会生活におけるポジティブシンキングの重要性を思い出すことで、誰でもポジティブシンカーになることができるのです。
人に話を聴いてもらう
辛い気持ちやしんどかったことは、ため込まずに吐き出しましょう
社会的な支援も、ストレスを軽減する効果的な方法です。
家族や友人などの強力なソーシャルネットワークを持つことが、ストレス時の精神的回復力を向上させることが研究で明らかにされています。
日本の厚生省が行った調査では、社会的なサポート体制がしっかりしている人は、孤立感を感じている人よりもストレスレベルが低いという結果が出ています。
けど愚痴やネガティブなことを周りに言うなんて恥ずかしい
弱音を言ったら、嫌がられるかも
愚痴や弱音などに対してマイナスなイメージですが、実はそんなことないのです。
愚痴を言うということは、自分の感情を表現していることであり、ストレスや不安を解消する強力な手段になり得ます。
そういった感情を口に出すことで、自分のネガティブな感情を認識し、それに集中することができ、精神衛生上も有益なのです。
東京大学の研究によると、愚痴をよく言う人は、自分の感情をうまくコントロールでき、人生を前向きに考えられる可能性が高いことが分かっています。
また、愚痴を言うことで社会的な絆が深まることも、良い効果のひとつです。
愚痴を言い合うことで、お互いに理解し、共感することができます。
これは、コミュニティとつながりの感覚を育み、人々が孤立していると感じないようにすることができます。
愚痴や弱音を吐き出すことは、心の健康・社会的関係に良い影響を与える可能性があります。
いつ、どのように言うかに気を配ることは重要ですが、正しい方法で愚痴や弱音を言うことは、私たちの健康にとって有益なことなのです。
十分な睡眠をとる
日々の生活習慣を見直してみましょう
ストレス軽減には身体的なケアも大切です。
それは、十分な睡眠、健康的な食事、定期的な運動のことです。
これらの習慣は、困難な課題に取り組むために必要なエネルギーと力を心身に与えることで、ストレスを軽減するのに役立ちます。
日本人の子どもや就労者は特に睡眠時間が短いと言われています。
睡眠不足はメンタルへ大きな影響を与えるのです。
【睡眠と生活習慣病との深い関係】
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/heart/k-02-008.html
慢性的な睡眠不足は日中の眠気や意欲低下・記憶力減退など精神機能の低下を引き起こすだけではなく、体内のホルモン分泌や自律神経機能にも大きな影響を及ぼすことが知られています。
1日何時間寝ればいいの?
『1日6時間以上の睡眠が必要』という話も聞きますが、必要な睡眠時間はその人の体質や年齢によっても変わってきます。
なので「日中の活動に支障をきたさない」くらい睡眠時間が確保できることが大切です。
運動や瞑想の習慣をつける
運動や瞑想を習慣づけると、ストレス解消になりますよ
体を動かす習慣もストレスホルモンを減らし、ストレスの原因から気をそらすことができます。
運動することで、ストレスを解消するエンドルフィンというホルモンが分泌され、幸福感やリラックス感を得ることができるのです。
早歩きのような軽い運動でも、体を落ち着かせ、ストレスを軽減する効果があります。
さらに、定期的に運動することで、心身の健康全般が改善され、よく眠れるようになります。
他にも、瞑想や深呼吸法などのリラクゼーション法も有効です。
瞑想ってよく聞けど、どうやるの?
瞑想の方法は以下の通りです
ポイント
・静かでリラックスできる場所で行ってください
・ゆったりとした服で行いましょう
1.背筋を伸ばして、胸を大きく開き座る
2.頭の上から顔、腕、上半身と徐々に力を抜いていく
3.上半身の力が抜けたら呼吸を整える
4.呼吸に集中し、15分続ける
慣れないうちは瞑想用のBGMなどを聴きながらやると集中しやすいです
リラクゼーション法と運動は、どちらもストレスや緊張を軽減するのに有効な方法です。
これらの方法は、ポジティブな思考に集中し、体をリラックスさせるのに役立ち、定期的な運動は心身の健康を向上させます。
時間をかけてこれらの方法を実践することで、より幸福で健康的な生活を送ることができます。
最後に
ストレスは克服するのが難しい障害ですが、前向きに取り組み、対処するための戦略を立てることで、ストレスを軽減し人生を楽しむことが可能になります。
- ストレスの原因を特定する
- ポジティブな対処法を身につける
- 周りの人のサポート体制を構築する
- 健康的なライフスタイルを送る
- リラックス法を実践する
これらが、ストレスを上手にコントロールしてポジティブなメンタルヘルスを促進するためのステップとなります。
日々の積み重なったストレスは、心身ともに健康を蝕みます。
自分を高めるための良いストレスもありますが、我慢しすぎると精神疾患を引き起こす原因にもなります。
これくらいのことで、弱音を吐いたらダメだ
みんなもやってるんだし
なんて自分の心の声にふたをして見ぬ振りしないで。
自分のメンタルとしっかり向き合って、上手く付き合っていくスキルが大事ですね。
責任や人間関係など、日々多くのストレスにさらされる現代社会ですが、ストレスに対抗する手段を身につけ、自分のメンタルを守っていきましょう。